Inner Wolf : 内なるオオカミ

以前からイエローストーン国立公園のオオカミ復興プロジェクトについては耳にしてはいたが、先日、『American Wolf』という本に触れ、改めて、オオカミに強い興味を惹かれるようになった。

2017年に米国で出版され、ほうぼうで注目を集めたこの本の主人公は「O-six(オーシックス)」と呼ばれたメスのオオカミ(写真)。イエローストーン国立公園内の数ある狼のパック(群れ)の中でもひときわ人気を博した群れのリーダーだった。

 

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O-six

 

野生のオオカミのパック・リーダーはオスがなると思われがちだが、実はメスもリーダーになる。この本は、メスのリーダーO-sixの逸話を柱として、野生のオオカミの生態を語り、絶滅しかかったアメリカのオオカミの保護に取り組むひとびと、保護に反対するひとびと、さらには、賛成派と反対派の綱引きに多大な影響を与える環境保護規制や米政界ポリティクスにも言及し、オオカミを取り巻く話題をさまざまな視点から網羅したノンフィクションだ。

 

本書を読み進むうちに、パック・リーダーの行動に見られる「リーダーとしての資質」に、わたしは強い興味をひかれた。オオカミには、人間のように、「empathy」があるというのだ。

 

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デート・レイプ・ドラッグ(翻訳)

アメリカ合衆国保険福祉省(US Department of Health and Human Services, 略してHHS)の一部として、女性の健康問題を主として取り扱う部署Office on Women’s Health(OWH)があります。以下は、その部署のサイトにある『デート・レイプ・ドラッグ』の項目の翻訳です。

原文URL: https://www.womenshealth.gov/a-z-topics/date-rape-drugs

 


デート・レイプ・ドラッグ

デート・レイプ・ドラッグは違法であり、性的暴行の幇助に用いられることがあります。性的暴行(Sexual Assault)とは、当人の合意無しに行われるあらゆる種類の性行為を指します。デート・レイプ・ドラッグは往々にして無色無味無臭のため、投薬されたかどうかを自分で判断することができません。当該薬物が投与されると、具合が悪くなったり、混乱したり、時には意識を失うことがあり、性行為への同意が不可能になります。デート・レイプ・ドラッグは男女問わず使用され得るものです。


 

デート・レイプ・ドラッグとは何ですか?

性的暴行の最中にこれら薬物が用いられる場合があります。ここでいう性的暴行(Sexual Assault)とは当人の合意無しに行われるあらゆる種類の性行為を指し、許容できない接触、膣内への物の挿入、レイプ、レイプ未遂等はすべてここに含まれます。Read More »

Free Willyと最後のシャチの赤ちゃん

ハリウッド映画『Free Willy』は、水族館に囚われの身でいたシャチのウィリーと心を通わせ合った少年が、ウィリーを自然の大海に戻そうと奮闘する物語。
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この映画でウィリーの役をやったシャチは、実際はKeikoという名で、ノルウェー沖で捕獲されたあと22年間も水族館の水槽で過ごし、水族館を訪れる客たちに曲芸を披露するスターだった。

映画『Free Willy』の大成功により、Keikoも(映画のように)自然の大海の仲間のところに戻してあげたいという愛護運動がアメリカで巻き起こる。資金も集まり、「Keiko自然復帰プロジェクト」が現実に稼働を始めた。

しかし、ハリウッド映画の作り話のように話が進むはずもなく、結局、Keikoを自然界に返すため総額$20ミリオン(20億円以上)をかけたものの、Keikoは人間のそばを離れることができず、人間と交流したがり、最期は体が弱って、数年後に北欧の村の海辺で村人たちに見守られながら息を引き取った。

人間の人間による人間のための「シャチ愛護プロジェクト」はこうして失敗に終わった。2003年のこと。Read More »

バゲットを焼く

キッチン用品でアメリカで人気の Williams & Sonoma というお店が大好きです。

ただし、このお店ステキだけど、なんでもお値段お高めなので、入っても見るだけのことが多いです。(苦笑)

あるとき、このお店にフラリと立ち寄ったら、お店の隅っこの「クリアランス・セール」のエリアで、これが目に入りました。

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Emile Henry というフランスのメーカーの製品で「バゲット・ベーカー」です。

在庫処分セール、最後のひと箱。

普段ですと$130ぐらいするんですが、大幅に値引きされていました。さんざん迷ったあげく、思い切って買ってしまった!Read More »

[記事翻訳] Japan, Home of the Cute and Inbred Dog

アメリカのパピーミルの問題は深刻です。多くの犬が人間の欲(利益)のために量産され、不要になった犬たちは、それこそ工業製品のように殺され、捨てられ、野良と化した犬達はさらに道端で子を産み、保健所やシェルターには行き場のない犬が溢れ、どこからも引き取り手が現れない犬たちは、殺処分室へと送られます。

10年ほど前、NYタイムズに、日本で売られる犬に遺伝子異常や奇形が多いという記事が掲載されました。その記事のことを、数日前にツイッターで紹介↓↓したら(誤字ごめん)、多くの方から反応がありました。

 

アメリカで起きているパピーミルの問題は、日本でも起きている。Read More »

Sand Bar

Our seaside cottage is located near Lubec, Maine.  If you see a US map, go all the way to the eastern most point of the shore lines of the Atlantic Ocean.  You’d find Lubec right on the border of Canada and the US.  It’s a beautiful remote village with no frills.  It’s the Real Maine, Real McCoy.  My favorite spot is a long stretch of natural dune, called Sand Bar. (See maps below.)  A few days ago, on a sunny day, I hiked the Sand Bar with my dogs.

わたしたちのセカンドハウスは、メイン州のLubecという海沿いの村の近くにあります。合衆国の地図を大西洋沿いにずっと北東に辿ってゆくと、いちばん東端のカナダとの国境沿いにその小さな村はあります。ここまで遠くに来ると、夏の盛りでも観光客の数は知れていて、まったく観光ズレしていない「本物のメイン州」が見つかります。わたしのお気に入りスポットは、Sand Bar と呼ばれる場所。細く長い砂丘が海に突き出している。すぐそこにカナダが見えている。下の地図では Bar Road とあたかもそこに「道路」が作られているような表示ですが、実際には、ここには「道」はありません。おそらく何千年も何万年も昔から、そこにそうしてあったように、ただ長い砂丘と浜が続いているだけです。数日前、お天気の良い日にワンコ達をつれて、ここを散歩してきました。

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