かならず最後に愛は勝つ・・・。
今回ばかりは、心底、それを信じます。
先週、NYの捨て犬ピットブルのタイソンが、NY州からバーモント州への長旅の末、ようやく見つかった里親さんの元に到着するなり暴れて銃殺されかかり、夜中になんとか救い出されて、リハビリ施設に送られることになったと、ここのブログに書きました。
タイソンについての前回のブログ記事:Tyson (9/17/2016)
プロの訓練士からリハビリ訓練を受けるためには3500ドルという大きなお金がかかるため、寄付を募っていることも告げ、資金集めのリンクを紹介しました。
あのブログ記事をポストして一夜明けた朝のこと—。
なんと、見も知らぬ一頭の捨て犬のために、地球の裏側から、たくさんの厚意のお金が届いていたというのです。
私のブログ記事を読んでくださり日本から優しさをシェアしてくれた方々が、幾人もいたのです。
レスキュー担当者のひとたちは、私がタイソンのことを日本語SNSで紹介したことを告げるまで、なぜ遠い日本から寄付が届いているのかまったく見当がつかず、「こ、これは、もしや、スパムか何かでは!」と疑っていた、というのです(笑)。
その時にフェースブックで受け取ったメッセージを、スクリーンショットで切り取ってきました。
ミーシャさん:「おーまいごっど!朝になったら沢山の寄付金が日本から届いていて、何がどうなって日本から支援が届いたのか、わたしたち、不思議に思っていたのよ。なんて優しい方々でしょう、ジーンとします。こんなにタイソンのことを愛してくれてありがとう❤❤❤」
ダナさん:「ステキ!ありがとう!」
メリッサさん:「ナイス!」
わたし:「そうだったのね、私もうれしいです、私のフォロワーさんたちの多くはワンコ好き、みんなタイソンに幸せになってもらいたいと願っているのよ。」
マリルナさん:「ミーシャとタイソンを助けてくれてありがとう、私からもお礼を言わせてください。タイソンを運んでくれた上に、ブログ記事も書いてくれたのね。日本から寄付が集まりだしたのを見て、これはスパムに違いないと夜通し思っていたの。あなたのお友達からこんなに多くのサポートをもらえて感激しています。どれほど私たちが感謝しているか、みなさんに知ってもらいたい❤」
わたし:「お役に立ててうれしい。タイソンは良い子でしたから、あの子が新しい飼い主に噛みつこうとしたと聞いて信じられなかったし、すごく悲しかった。でもタイソンにはきっと愛してくれるご家族が見つかるはず。これからもサポートしますから、なにかできることがあればいつでも言ってね。」
そして、その後もアメリカ国内で集まる支援金に加え、日本からも寄付が届き続け、タイソン緊急支援基金は本日、目標額だった3600ドルをみごとに達成し、1週間で正式にクローズされました。

集まった資金は早速、バージニア州にある犬のリハビリ施設に送金され、これでタイソンは正式にトレーニングを受けられることになりました。

日本のみんなの優しさに感激したレスキュー関係者から、タイソン基金のアップデート欄に、
WE LOVE YOU JAPAN!! WOW!!
Your friends in NEW YORK love you all!!
という特別メッセージがついてました。
わたしからも、みなさんに、心の底から、お礼を申し上げたいです。
寄付をしてくださった方、ツイートをRTして拡散してくださった方、FBでシェアしてくださったかた、みなさん、タイソンのために、本当に本当にありがとうございました。
あの嵐のような夜のあと、タイソンは落ち着いていて、毎日ハッピーにしており、何の問題もその後報告されていません。
あの悪夢の大騒ぎは、いったい、なんだったのか・・・。
タイソンはまた命拾いをしましたよ。強運な子。
評判の高い訓練センターで、プロの訓練士から教えを受け、捨て犬だったタイソンは誰にも引けをとらない立派なワンコとなって、次こそは、きっと素敵なご家族に迎え入れてもらえる。そう確信しています。
今日のタイソンの写真です。Thank you all for helping me!
最後にもういちど。
ありがとう、チーム・ジャパン!