月曜日(11月14日)にNY郊外の自宅を発ち、火曜日(15日)にメイン州の海沿いの東端に着いた。
走行距離にして550マイル(880㎞ぐらい)、日本だと静岡から青森にいくぐらいだろうか。長い長いドライビング。
旅の疲れも癒えた昨日、お天気もよかったので、ワンコらを全員連れて長いハイキングに出かけた。
気温も11月とは思えないほどマイルドだが、それでも海の水温は流石に冷たい。このあたりは北海道の知床の緯度と大して変わりませんからね。
I left my home in NY State on Monday and arrived at the eastern most county of the United States in Maine on late Tuesday night. It was a long drive, nearly 550 miles. I took a long hike in this remote sea-side community with my dogs yesterday.





出発してから、6~7km も歩いたでしょうか。そろそろ全員疲れてきたので帰ろうかと思い、ワンコ達に「帰るよ~」と声をかけ振り返ったとき、ズー君が白樺の木に向かって突進し、枝にしがみついてる”何者か”に向かって飛び上がる姿が目に入りました。
その瞬間、わたしの全身の血が凍った。
「ズーー!!!!止めなさーーーーい!!!」
わたしの絶叫も空しく、ズー君はその”何者か”を引きずり下ろしたのです。
パニックしてワアワアわめきながら走り寄った私のもとに戻ってきたズー君の顔には、ヤマアラシの太い針がいっぱい刺さっていたのでした・・・。
We hiked good four, five miles. We were all tired; we were ready to go home. “Let’s go back, guys!” I called out my dogs. Then, it happened. I saw Zoolander dashing to a tall birch tree and jump at “something” – something like a ball – clinging to a branch. I realized what it was. My blood froze. “Stoooooop!!!!” I screamed, running toward him to pull him away. But it was too late. When he ran back to me, Zoo’s face was covered with sharp porcupine quills.




獣医さんが刺さった針を抜いてくれている間、わたしたちは小一時間、待合室でズーが出てくるのを待ちました。クリニックのスタッフに付き添われて奥の手術室から出てきたズー君はまだ麻酔から完全に醒めていないらしく、ヨタヨタした足取りで車に乗り込み、帰宅しました。
翌朝は元気になっていましたが、前足から抜けきれなかった細い棘が肉球に残っているため、すこしヨタヨタしていました。
そして、すべてが平穏に戻った時・・・私たちのお財布からは、麻酔、針を抜く費用、術後の痛み止めや化膿しないための抗生物質といったお薬代など、しめて350ドルが消えていました・・・(がーーん)。
After an hour or so, Zoolander came out of the operation room with no quills in his face. We drove him home while he was still drowsy due to the anesthesia. His ruthless act cost us $350 that night.
おそるべしPorcupine・・・無敵のヤマアラシ・・・ライオンすら近寄りたがらない・・・