Making an Apple Pie

For Thanksgiving this year, we decided not to go for the traditional turkey dinner.  First, my husband and I were not expecting any guests here in this remote Maine cottage, and a big butter ball turkey would be just too much for two of us.  Second, our dogs are not big fans of turkey meats anyway.  So we just made a simple regular meat loaf and a  few vegetable side dishes.  Easy and simple.  But just for deserts, I stick to the traditional American favorite – an apple pie!

11月24日の木曜日は、米国は感謝祭の祝日でした。今年はド田舎のメイン州のコテージで、ディナーは夫とわたしの二人きり。ゲストも誰もいない静かなサンクスギビング。なので、感謝祭の伝統料理の七面鳥の丸焼きはやめました。作っても、ふたりじゃ絶対に余るし、ワンコたちもターキーは大好物でもないようです。替わりに、我が家の感謝祭メニューは、普段よくつくる簡単なミートローフと冷凍野菜のサイドディッシュ、という手抜きメニュー。ただし、デザートだけは、ちゃんとしたパイを作ろうと思い立ち、アップル・パイを焼きました。アメリカの国民的デザートよ(笑)。

今回はその作り方を紹介します!(ズー君も参加しました)



うちの田舎コテージからドライブウェイを上がってゆくと、広い田舎道に出て、そこに大きなリンゴの木が立ってます。このあたりは100年ぐらい前は農地と果樹園だったらしくて、リンゴの木があちこちにあります。

農地はとうの昔に手放され、いまではもう手入れをする人は誰もいなくなったけれど、古い木でも春になると花が咲き、ミツバチが受粉して、夏の終わりにこうして実をたくさんつけます。自然てすごい・・・。

11月も末になると、リンゴのシーズンはピークを過ぎて、木の根元にリンゴがいっぱい落ちています。でも枝にもまだ沢山、果実が残っていた。パイを作ろうとおもい、1キロぐらい、もいできました。地面に落ちてる果実も、きれいなのを選んで拾いました。

2016-11-17 14.59.19.jpg
Around our seaside cottage, there are many big old apple trees.  It appears that farmers were growing apples around here many many years ago.  No one takes care of the trees any longer, but the trees still yield many fruits year after year – What a magic of Mother Nature.  By now, many apples fell to the ground. Doggies were checking them out.
2016-11-17 14.57.50.jpg
Obviously the peak had passed, but some apples still looked good.
File Nov 26, 10 47 46 AM.jpeg
I picked a couple of pounds of beautiful apples, some from the ground and others from branches.  Getting ready to make the apple pie!

Ingredients – 材料

  1. リンゴ (芯を取り皮をむいて)1キロぐらい (apples, about 2 pounds, peeled and cored)
  2. 無塩バター 大さじ2~3 (2 to 3 table spoons of butter, unsalted)
  3. シナモンパウダー 小さじ半分 (1/2 teaspoon of ground cinnamon)
  4. オールスパイスパウダー 小さじ4分の1  (1/4 teaspoon of ground all spice )
  5. 塩 小さじ4分の1 (1/4 teaspoon of kosher salt)
  6. グラニュー糖 半カップ (1/2 cup of granulated sugar)
  7. コーンスターチ 大さじ2 (2 table spoons of corn starch)
  8. アップルサイダービネガー 大さじ1~2杯 (1 to 2 table spoons of apple cider vinegar)
  9. 市販のパイ皮 (pie crust – I bought Pillsbury’s at a super market)
  10. 卵 ひとつ (one egg for egg wash)
  11. グラニュー糖 大さじ1 (1 table spoon of granulated sugar to sprinkle)

Directions – 作り方 (See photo captions below)

  • 皮をむき芯を取ったリンゴを大き目にざっくり切る(あまり小さく切らずにザックリ一口大がよし)。切ったあと、冷蔵庫でひと晩かふた晩ぐらい置いて寝かせて、水気を飛ばすとよい。
  • フライパン(ソース鍋でもいい)にバターを溶かし、リンゴにバターをまぶすように混ぜ返し、中火で炒める
  • 材料の3,4,5、6を混ぜて、リンゴに振りかけ、ときどき混ぜ返しながら、リンゴから水気が出て少し柔らかくなるまで、10分程度煮る。
  • アップルサイダービネガーを適量振りかけ、コーンスターチも振りかけ、混ぜ返してさらに数分煮て、火からおろし、冷ます。
  • パイ皮を一枚、パイプレートに敷いて、プレートごと冷凍庫に入れておく。(市販のパッケージには2枚入っています。残りの一枚は蓋に使うので冷凍しないこと。)
  • パイフィリングが室温程度に冷めたのを確認して、オーブンを425℉(220℃)に温め始め、冷凍しておいたパイ皮にフィリングを詰める。
  • もう一枚のパイ皮を被せて、周りを織り込むように蓋をして、ナイフで適当に穴をあけ、その上から、溶き卵を塗り付ける。卵が乾かないうちに、グラニュー糖を表面全体に振りかける。
  • 425℉(220℃)に温まったら、シートの上にパイプレートを置いて、20分間焼く。
  • 20分経ったら、オーブンの温度を375℉(190℃)に下げ、さらに30~45分ぐらい焼く。パイの表面が綺麗なキツネ色になり、ナイフの切れ込みから、フィリングがグツグツ煮えてるのが見えたらOK。
  • オーブンから取り出したら、完全に冷めるまで2~3時間放置。室温になってから冷蔵庫に入れ、さらに冷やす。(暖かいうちにナイフで切ると、形が崩れる。)
File Nov 26, 10 44 33 AM.jpeg
Peel, core, and cut apples into chunks.  Do not cut them too thin or too small.   Chunky apples taste better.  Loosely cover and let it sit in the fridge overnight, or up to 3 days. (To reduce moisture of the fruit.)
2016-11-24 11.27.57.jpg
Melt butter in a large frying pan (or sauce pan).  Medium heat.  Add apples, stir to coat the fruit with butter.  Cook a few minutes, turning over occasionally.
2016-11-24 11.36.59.jpg
Mix ingredients 3, 4, 5 & 6.  Sprinkle the mixture over the fruit, continuously stir and combine.
2016-11-24 11.43.35.jpg
Cook 10 minutes or so.  When the fruit starts to soften, sprinkle apple cider vinegar and corn starch, mix well.  Remove the pan from the heat, and let it cool to room temperature.  (Zoolander has decided to participate in this project. )
2016-11-24 11.54.00.jpg
I used Pillsbury’s pie crust, sold in any supermarkets.  (The package contains 2 sheets.) Fit one sheet into a 9-inch pie plate.  Place the plate and dough in the freezer.   (Zoo is making sure I’m doing OK.)
2016-11-24 13.42.15.jpg
When the pie filling is cooled down, preheat the oven at 425℉.  Out of the freezer, fill the pie plate with the cool filling.  Then, place another pie sheet on the top and close the edges.  (Zoo is checking if I’m following correct procedures.)
2016-11-24 13.47.26.jpg
Using a small knife, cut open several vents in the crust for steam to escape while cooking. Brush the top of the pie with egg wash.  Sprinkle granulated sugar on the top before the egg dries. (Zoo is patiently waiting for the result.)
2016-11-24 13.51.00.jpg
Place the pie in the oven, bake it on the baking sheet.  20 minutes at 425℉.  Then reduce the temperature to 375℉, continue to cook until the pie surface is golden brown and the filling bubbles through the vents.  30-45 minutes.
2016-11-24 14.57.52.jpg
Voila!  Let it cool for at least 2 to 3 hours to room temperature.  It’s better to refrigerate further before cutting.  Do not cut the pie while hot.  The pie would fall apart if you cut before it’s completely cool.

焼き上がるころには、シナモンとアップルの素晴らしい香りがキッチンに満ちています。しっかり冷えてからナイフで切り分けます。冷たいままでもいいですし、お好みで電子レンジで温めても。アイスクリームやサワークリームを添えて、いただきます。(わたしは断然サワークリーム派です!)

2016-11-24 14.57.12.jpg
Wonderful aroma of cinnamon and apple filling the kitchen.  Frankie joined the project.  Doggies are ready to celebrate Thanksgiving!
2016-11-25 20.03.35.jpg
Cut the pie while it’s cool.  You can quickly reheat the piece in microwave oven before serving.  Serve with sour cream (shown in photo) or vanilla ice cream.  Y-U-M-M-Y!!!

 

さて、今回は、自分でもびっくりするぐらい上手にできたのでした。

忘れないように、今回発見したコツを最後にメモっておきます。

  • フィリングを詰める段階で、ザックリ切ったリンゴが、完全に煮えてなくてもいい。むしろ、出来上がった時にリンゴの歯ごたえが少し残ってて、サクサクおいしい。
  • フィリングにアップルサイダービネガーを少量振るだけで、味が締まっておいしくなる。
  • 切り分ける前に冷蔵庫にいれると、コーンスターチがしっかり固まって、綺麗に切り分けられる。
  • 今回使ったリンゴは、旬を過ぎ、味も少々呆けてて、そのまま食べるには水気が足りない感じでした。でも、パイフィリングにするには、むしろ水気が少ないほうが調理中に出てくる果汁にパイ皮が浸ることもなく、綺麗に焼き上がることがわかった。

Slow Roasted Tomatoes

庭のトマトがいよいよ最終段階です。

まだ緑のままのがあるけれど、9月に入ったら気温が目立って下がったので、おそらく赤くならないまま終えるでしょう。最後の赤いトマトを保存します。

前回はトマトを水煮にして保存した過程を紹介しましたが、今回はオーブンでゆっくり焼いてローストしました。作り方は・・・

  1. ソース用のプラムトマトを半分にして、種を取る。
  2. パーチメントペーパーを敷いた天板に並べる。
  3. 塩・砂糖・オリーブ油を適量かける。
  4. 予め350℉(180℃)に温めたオーブンで、水分が抜けてクシャッとなるまで3時間ぐらい焼く。

オーブンに突っ込んで3時間後。できました。

2016-09-18 19.48.58.jpg

ひとつ、つまんで食べてみた。トマトの味がぎゅうっと詰まって、甘くて、キャンディみたい。

水煮もいいけれど、こちらは手間がかからず、ずっと楽。そのまま食べても、サラダに入れても、ソースにしてもいいですね。

これをジップロックに入れてオリーブ油を足して冷凍すれば、かなりの期間保存が効きます。

今回は、このレシピ↓↓を参考にしました。

Slow-Roasted Summer Tomatoes (finecooking.com から)

わたしは砂糖・塩・オリーブオイルだけでやってみたけど、ハーブのタイムをかけたり、ガーリックと一緒にローストするレシピです。次回はガーリックも一緒にローストしてみようっと。

Canning Tomatoes (2)

春からずっと手入れをしてきた裏庭の畑のトマトが熟しました。赤くなっているトマトを沢山とってきた。

2016-09-08 19.27.19.jpg

9月に入ると気温が下がり、トマトの季節はそろそろ終わりなので、これらを水煮にして保存してみようと思います。ジャムやピクルスを作ったことはあるけれど、トマトの水煮に挑戦するのは初めてです!

英語で瓶詰にして保存することを、「Canning」と言います。

Canningに必要なものをまず準備します。

ガラス製のジャー、蓋、蓋を絞めるためのリング。瓶が完全に熱湯に水没するぐらい深い大鍋。

ジャーは熱湯を使ってよく洗います。

2016-09-08 20.19.53.jpg

蓋の部分は、煮沸殺菌します。

2016-09-08 20.20.07.jpg

熱湯をわかし、トマトに浅く切り込みを入れ、熱湯に30秒程度くぐらせ、すぐに冷水に漬けて「湯むき」します。

2016-09-08 20.30.41.jpg

冷水に漬けると、切り込みを入れたところから、トマトの薄皮が剥がれてきて、つるりと簡単に皮をむくことができました。

2016-09-08 20.34.50.jpg

皮を剥いたら適当な大きさに切り、ガラス瓶にぎっしり詰めます。瓶の中の酸性度を高めるために、レモン汁を小さじ一杯ほど加えました。塩も小さじ一杯ほど入れました。

2016-09-08 21.43.26.jpg

瓶のふちから5㎜ぐらいの高さまでお湯を足し、瓶の周りをキレイにふき取り、それから蓋をしっかりと絞め、沸騰前にお湯に鎮めます。(いきなり熱湯に入れてガラスが割れないようにです。)蓋をして、お湯が沸点に到達してから、45分間、煮ます。

2016-09-08 22.06.39.jpg

45分後、瓶を熱湯から取り出し、自然に冷まします。冷めてから蓋の真ん中を押してみて、パコパコしなければ、Canning成功です!

2016-09-08 22.45.36.jpg

蓋を開けるまで、常温で、かなりの日数、保存することができます。

来週あたり、パスタソースでも作ってみようかな。

しかし、作る前は、ずいぶんたくさんあると思ったトマトも、こうして瓶詰にすると、わずか6瓶しか作れないと知りびっくり。全工程に3時間以上かかったので、ひと瓶あたり30分かかった勘定になりますね。すごい手間です。トマトの水煮なら、大きな缶詰がスーパーの安売りでひとつ1ドル以下になることもあるんですけどね・・・(笑)

 

こうして自分で育てたトマトを使って水煮の瓶詰を作ってみると、これひとつに、どれだけ手間がかかるかということがよくわかりました。食べ物は粗末にできないわぁ・・・

この作り方は、前回記事で紹介したビデオを参考にしました。